先手中飛車対策鳥刺し(14) -銀対抗型 基本図から68角②-

第19図より (a)75同銀 を見ていきます。

第19図より
▲同銀 △同角 ▲55飛 △64角 (第20図)

ここで〈1〉56飛 〈2〉59飛 に分岐します。

〈1〉56飛から見ていきます。

第20図より
▲56飛 △74飛 ▲77歩 △52金右 (第21図)

77歩に代えて77角は65桂でだめ、76歩は次に75銀を狙って考えてみたくなりますが、45銀が好手で以下26飛53角66飛44角(下図)と飛車を召し取って後手良しです。

さて、第21図で先手は動かしたい駒がほとんどありません。
このまま53銀~44銀と抑え込まれてはいけないので勝負に出ます。

第21図より
▲76飛 (第22図)

76飛が低い陣形を活かした好手です。
対して後手は75歩と受ける手もなくはないですが、56飛と戻られて84飛には76歩、53銀には55銀があり指し手が難しいです。

第22図より
▲同飛 △同歩 ▲77歩 △同桂 ▲89飛(第23図)

77歩に同角は以下65桂66角69飛79飛49飛成同銀57銀(下図)で後手良しです。

以下84角には77歩として、桂馬を持てば36桂の狙いがあるので先手潰れです。

次回に続きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください